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 ☆ wa・ta・ga・shi ☆

 ☆ wa・ta・ga・shi ☆

2004 10.17 「秋の昆陽池オフ」 byシー

鈍い痛みで目が覚めた。
時計を見ればまだ朝の4時。当然まだ外も暗い。
もともと腸弱たちの集まるサイトでもある『湘南から~』でるんさんと出会った私は
ご多分に漏れず、腸が弱い。
遠足を前におなかを壊す子のように、部活のたびにおなかを壊すのだ。

ごそごそと起き出し、とりあえずPCを立ち上げた。
すると、梅さんから部活に参加できなくなったと言う悲しいメールを発見する。
梅さんの母様が彼女の愛犬のリオの散歩中に引っ張られ、
足にひどい怪我をされてしまったというのだ。
親思いの優しい彼女のことだから、今日はきっと付き添いと家事代行に
努められるのだろうな・・・と想像しつつ
午後からでも参加できたら来てくださいと、未練がましくメールしておいた。

ああ、アドレアンについて詳しく聞きたかったなぁ・・・

もんさんの爆笑オフレポにより、いまや彼女は時の人だ。
それでなくても、ダンサーで企業戦士で、博学で、酒豪な彼女は覇気の塊だ。
お会いするだけで、かなりのエネルギーのチャージが可能だったので,とても残念だった。

気を取り直して、自分の担当の料理にかかることにする。
料理といっても、メインはほとんど、るんさんと彼女の上階に暮らす
天才パティシエのまゆぼうさんが引き受けてくださることになっていたので、
私は、簡単なものだけ用意すればいい事になっていた。
簡単だけど・・・玉子焼きがめんどくさかった。
黙々と玉子を巻く。辛気臭い・・・。
でもその辛気臭さを吹き飛ばすかのように白んできた朝陽は、
今日の爽やかな秋晴れを約束していた。

用意を終え、車を回し、荷物を運ぶ。
横目で見ながら、絶対手伝ってくれない夫にダメもとで、もう1度だけお願いしてみる。
「ねえ、台車貸してもらえないかな?」
『今日は会社休みだし。取りに行くの嫌。』
と、にべもない。
仕方ない、困った時のベビーカーだね。
せめてA型だったらもっと荷物載ったのだけど・・・
と思いつつ、2歳児を置いてゆくのに、いそいそとベビーカーを積んだ。

駅に寄って桜殿を拾う。
桜殿は約束の時間どうりにちゃんと待っていてくれた。
桜殿の笑顔を見て、ようやく楽しい部活が始まるのだと実感して心が躍る。
桜殿は大阪の待ち合わせでウーロンハイを持って待っていて、梅さんをからかおうと思っていたのに、
彼女が参加できなくなって残念だとこぼしていた。


道中の武庫川沿の道すがら河原に咲き乱れるコスモスの群生に驚嘆しながら、休日なので
スムーズに車が流れ、あっという間に公園に着いた。

ベビーカーではさほど荷物が載らないので、桜殿は随分立派なお運びさんになった。
先週の下見で、ベンチが並ぶ藤棚の下を取っていて欲しいと
るんさんに言われていたので藤棚に向かう。
一応、そこは抑えることが出来たが、石畳に鳩の糞が散らばっていることと

約一名だが、浮浪者さんが暮らしておられた。

『ちょっと、気になるよね・・・』

と、桜殿と談義し、るんさんに電話をかけた。

『もしもし・・・』と声が聞こえたので
「あ、るんさん?」というと
『ぴよりんです』と、おっとりと返ってきた。
そっか・・・あのね・・・と、場所取りの相談をする。
すると、約1名の浮浪者さんのくだりから、電話の向こうでるんさんの爆笑が聞こえてくる。
→だって、言い方が可笑しかったんだもん。
→「そこに住まわれている方が約一名おられる」と。。。

『誘うわけにもいかんしな~』なんて言いながら大ウケの模様でしばし爆笑だけが響く。
結局、場所を移すと言うことになり、電話を切ろうとすると
『今、武庫川のところを曲がったの。』という。
そこまできていたら公園到着まで、10分もかからないだろう。
るんさんが遅刻するどころか、待ち合わせよりも早く到着するだろう事実に、軽い違和感と感動を覚えた。
→だろ~?ワタシもびっくりよ。。。爆!!

桜殿を促して、ほとんどの荷物を一人で運んでもらいながら場所を取り直したころ、
ほどなくして、るんさん、まゆぼう、ぴよりんの3人が女の子らしい可愛い色合いの大荷物を持って現れた。

まゆぼうさんとは今回が初顔合わせだ。
掲示板では、るんさん専属の天才パティシエと紹介され、そのクッキーを頂いたことがあるけれど、まさしく天才。
まるで、販売されているようなものではないかと錯覚するほど可愛く綺麗に梱包されたクッキーは、味も素晴らしく、素人の域を逸脱している。
そんな、すばらしい職人のまゆぼうさんの外見は、甘いものを作るのに、全く贅肉が付いておらずスレンダーで穏やかな語り口調で、優しげな方だった。
どうやら太るのは彼女の周辺の人だけらしい。
→ 。。。シバク。。。爆!

今回の彼女のお弁当の分担は『おにぎり』だった。
風情のある編み上げの箱をあけると、これもまた売り物?と勘違いしてしまうほど美しくラッピングされた、数種類のおにぎりが並んでいた。
定番の海苔でくるんだ三角おにぎりは海苔がしけらないようにコンビニなどで販売されているおにぎりのように
食べる直前にシートを引き抜いて食べることの出来る包みで包まれていて
手書きで、『鮭』『昆布』『たらこ』などなどと書かれたシールが貼られて、数種類が用意されていた。
それだけでなく、貝柱のたっぷり入った炊き込みご飯や、栗おこわ、シソの利いた混ぜご飯など、
俵型に握られたおにぎりも、綺麗に並んでいる。
本当に見事だ!
しかも、大きな箱に、可愛く綺麗に並ぶ、美味しそうなクッキーや焼き菓子まで用意してくれている。
その可愛らしさは少女漫画に出てくるピクニックのようだ。
なんて、ステキなんだろう。


料理を並べようと、今度はるんさんのお弁当に手を伸ばす。
可愛いピンクのちりめんの風呂敷の包みも、恋する彼女にふさわしく可愛い・・・。
から揚げにポテトフライが添えられ、黄色と赤のプチトマトが彩りよく散らされ
綺麗に盛られている。
さんたさんがお好きだからと用意された『ラムの骨付きの塩焼き』もパセリが青みを添え
実に美味しそうだ。
おつまみとしての黒豆の枝豆も、濃茶の編み上げのお弁当箱に入ってとても綺麗で美味しそう。
コレだけでも凄いのに、彼女は海鮮のサラダ風の和え物を2種類用意してきてくれていた。
それらは、食べやすいように白いカップに小分けされていて
1つは貝柱や海老などに下味をつけたものと野菜をあわせて和えられたもの。
1つは細いスパゲティーにやはり海鮮のものをあわせて和えられたものだった。
→「来ないのに がんばるワタシ 秋の空」みたいな。。。爆!

それ以外にも彼女たちの荷物からはたくさんの乾物やお菓子、カップラーメンなどがあふれ出てきた。

それらの可愛いお料理に混じって、持って来た不恰好な生ハムのサラダとフランクフルトと玉子焼きを並べる。
ちょっと、趣が違って申し訳ないなぁ・・・と思いつつ、私はサラダのドレッシングを忘れてきたことに気が付いた。

困ってうろたえていると、ぴよさんとまゆぼうさんたちがコンビニに行って買ってきてくれるというのでお願いすることにした。
彼女たちを見送って、るんさんが手際よく箸を並べ、私は氷水を作りビールやチューハイの缶を浸して準備はだいたい完了だ。

風が強くて少し寒いね・・・なんて話していると、コンビニのぴよさんから、
ドレッシングの種類を尋ねる電話が入った。
その電話と前後してさんたさんが到着された。

到着されたさんたさんを迎えようと振り返って、私は一瞬息を呑んだ。
さんたさんの後ろに立たれている王子様カットでサングラスの人物が一瞬『静炉巌さん』に見えたのだ。
近くまで来られると、全くの別人だと解ったのだけれど、本当に驚いた。
その方は、さんたさんと並び、今回のピクニックで部活のスペシャルゲストのサカチンさんだった。

二人は席に着きながら、ちょうど飛んできた飛行機を振り仰いで感嘆の声を上げる。
会場の昆陽池公園は伊丹市にあるので、伊丹空港が近く、飛行機が離発着のために低空を飛び交う。
その騒音がさんたさんの青空コンサートの邪魔になるかも・・・と、るんさんと共に危惧していたのだが、
『これはいいなぁ~』
と、飛行機を近くで見てご機嫌な様子だった。
そういえば、さんたさんはカブトムシをこよなく愛する少年だったなと思い出す。
しおさんの掲示板でカブトムシの飼育について熱く語ったよねなんて、少年ぶりをからかってみれば、
マックの話題でもちゃんと参加しているぞ~、と、居合わせたマックユーザーの桜さんと難しい会話を始める。
アンプも直せるんだもんね。冷蔵庫は無理だけど・・・と話を切ってやれば、
『冷蔵庫を直したら、感電するかもよ~』なんて返してくれた。

それからサカチンさんに紹介していただいてご挨拶する。
以前、家の近くのお店がサカチンさんの奥様の経営される薬局だと伺っていたのでその話を持ち出せば
『小さな店です』なんて、謙遜される。
「大きいですよ~」なんて、返せば、るんさんが嬉しそうに大きいの?
と聞いてきたので、良く考えたら、中には入ったことはないなぁ・・・
と思い直し、知っている事だけを話そうと
「看板は大きいよ!」
と言ったら、看板だけかー!!!とずっこけられてしまった。

サカチンさんはとても穏やかそうな方で、ロックをしていたのだからやんちゃさんだった・・・
なんて御自分では仰っていたが、
控えめで、息子さんを優しく見守る良いお父さんという感じだった。
サカチンJrはとても綺麗な少年で、ほっそりとしていて、元気そうで、一緒に来られたぶーやん?(聞き間違っていたらごめんなさい)と呼ばれる子どものような心を持った大人の方とずっとじゃれあっておられた。
ぶーやんさんは、子どもに愛される人らしく、サカチンJrだけでなく、その日公園に遊びに来ていた小学生たちに、次々ちょっかいを出されて、ナンパされておられた。
→ サカチンJr は「けんさん」ぶ~やんは「ぶ~ちゃん」

コレでメンバーがそろったのかと思ったが、後一組来られるようだ。
ほどなくぴよさんたちがコンビニから戻られて、それをきっかけに、先に始めようか・・・
ということになり、とりあえず乾杯することにした。

ビールやチュウハイを配っていると、ぴよさんが
『私、キャッシーさんに電話しようとして、間違ってキャサリンさんにかけてしまった・・・』と話し始めた。
キャサリン・キャッシーと並んでいたので間違えたようだ。
『おひさしぶりーって言われて、さっき会ったばっかりやのに、キャッシーさん呆けたのかと思ったら、呆けてるのは自分だった・・・』と、おっとりとぴよさん。
それを受けて、るんさんが、9月のキャサリンさんの印象や思い出を話してくれる。
『本当に綺麗な人やのに、ぜんぜん屈託なくて・・・・』
と、その爽やかな人柄にふれ、そうそう、と、翌日の18日に予定されている部活のお店もキャサリンさんが教えてくれたのよ・・・などと、話が弾んだ。
→キャサリンさんもすごくいきたがる店なのよの間違いかも。。。爆!

乾杯をして、車だから飲めないので、温かい緑茶を握って
ぶつぶついう私をるんさんが慰めながら、食事が始まった。
隣では桜殿が、お昼のビールは酔いが速く回るなぁ・・・とつぶやく。
1本だけならいいよね?と私が言えば
『私はA型だから、そういうのはダメなの!』と、まじめなるんさん。
『1本飲んだらもう止まらんじゃろ。』と、桜殿。
いいもん。食べるもん。

お料理を口にする。

美味しい・・・・

まゆぼうさん、るんさん・・・なんて美味しいのでしょうか!!!
美味しすぎます・・・・。嬉涙。
→シ~ちゃんの玉子焼き・生ハムサラダも美味しかったよ~☆

貝柱をかみ締めていると、夕べのライブの話になった。
凄く楽しかったよ~とさんたさんとサカチンさんが笑う。
さんたさんは、撮影隊員として、ステージにフル出場だったらしい。
そして、私の大好きなタルタルさんが『めちゃくちゃ面白かった』らしいのだ。
どうして来なかったのさ~なんて笑われる。
行けなかった理由などを簡単に話しつつ、家に帰り着いたら10時半だったのと言えば
『ちょうどその時に終わったよなぁ』
と、二人は名残惜しそうな様子で、夕べを思い浮かべておられた。
その後も実は盛り上がったようで
さんたさんは4時に就寝し、8時過ぎに起きて、ピクニックにいらしたそうだ。
素晴らしい体力だと感心する。

食べ初めて場が馴染んだ頃、待っていた最後のメンバーが到着された。
7月のライブで1度お目にかかった、さんたさんといばさんがISを結成されたころからの
古馴染みの女性のぱんださんとそのご主人様だ。
偶然にぱんださんの住まいがさんたさんの勤め先の300メートルのところで
ぱんださんが家に帰ろうとすれば、さんたさんが仕事を終えて出て来るのとタイミングがあい、
『おお、ぱんだ!ちょうど良かった~』
と拉致されて、騒がしい焼き鳥屋のカウンターで『IS』のデモテープを聴いたものだと、
楽しい思い出話を聞かせてくれた。
(お名前を伺ったのだけれど、本名だと思うので、よそよそしいですが女性とだけ書かせて頂いてましたが、
HNがパンダさんと伺いましたので修正させていただきます。)

ぱんださんの口調は水野真紀をさっぱりさせたような感じで、上手に帽子をかぶり、
顎から頬にかけての柔らかな丸みが、とても優しげな女性だった。

気を使って、自分のビールやお弁当を持参されておられたが、
強引に、チューハイや焼酎などを勧めると、快く飲んでくれる、楽しい人だった。

ご主人はサカチンさんと親しいらしく、車なのでと飲酒も控えて、
隣り合わせて音楽の話などを穏やかに語り合っておられた。

ある程度おなかが膨れると、さんたさんがおもむろにギターを取り出された。
サカチンさんの所有だというギターは綺麗な飴色だ。
それを見て、るんさんがギターのお値段について尋ねた。
『この間、コープさんの楽器フェアーのチラシで見たらギターが128万やったの!』
と、言う。
勿論、サカチンさんのそのギターも百万を軽く超える品物だ。
『ぼくうた』掲示板でその手の話題は何度も目にしたが、やっぱり、びびる。
しかも、そのギターは長いこと触ってないなぁなんて仰るし。
ロッカーのサカチンさんはビヨ~~~ンが出来ないからなんて笑う。
コレがないからなぁ。コレにつけたらおかしいやろ~。
なんて談笑に混じってるんさんが、
『コレがアームのことなのよシーちゃん!』と説明を入れてくれる。
以前シャウトのこと美味しいの?って聞いて以来
私は音楽無知を堂々と口上しているので、さんたさんには苦笑されてしまったが
るんさんが何とか手ほどきをしようとしてくれる。ありがたい。
でも、やっぱり、アームもなんとなくしか理解できなかった。

部長が指をならし終えたようなので
「リクエストしてもいい?」というと軽く承諾してくれたので「誕生日の夜を!」とお願いした。
この曲はさんたさんが誕生日の夜に失恋した実話を唄った曲らしいのでいい気はしなかったらしく
『いきなり、なんちゅう曲からなんや!』
とぼやかれたが、そういいつつも、優しく歌ってくださった。
それから、るんさんがガロの「水色の・・・」などをリクエストする。
何を言っても唄ってしまえるさんたさんも凄いが、つぎつぎ曲名をあげるるんさんの会話も凄い。

彼女はISSやさんたさんのCDを聴きこんでいて、演奏の途中で、ここでこういう風な音が入るでしょ?とマニアックな質問を繰り返す。
おかげで、さんたさんがギターアレンジを考えているのではなく、作曲した曲を一緒に仕上げると、
自分のイメージにあわせて、いばさんが重ねてくれるのだと言うようなお話も聞くことが出来た。
また、そういう音合わせは、スタジオだけでなく、狭いカラオケで
鼻突き合わせて歌ったりなんかもするんだよ~とさんたさんが語れば
『ホモみたいに?』とぴよさんが突っ込む。
それを聞いて、ホモの三角関係を想像して、私は赤面して、涙までこぼしてしまい、
一体どこまで想像したのかと呆れられてしまった。

るんさんは他にも、曲の合間にさんたさんが、ギターを適当に爪弾けば、
それはウイスキーのCMだねとか、
超ウルトライントロクイズ並みに、
音と思い出を組み合わせた発言を繰り返して、笑わせてくれる。
『ラジオで育ったからかな?』
なんていうけれど、若いのに古いことも良く知っていて、
本当に不思議な子だなぁと、改めて感心したりした。
→お互いに不思議なのよ。。。爆!

ただ、彼女のリクエスト曲は、どれもコレも私の苦手とする、刹那系の、悲しそうな音色のものばかりで、
私の好みと全く会わないことが判明した。
悲しい音色を聞きながら、
「るんさんは本人が元気だから、こういう曲で抑えられてるんじゃない?」
と、思わず皮肉を言ってしまい、彼女をひどく傷つけてしまった。
『シーちゃんには言われたくないわ!』なんて笑って返してくれていたけど、あの時はごめんね、るんさん。
恋する主婦るんさんが、ロマンチストなだけだってちゃんとわかっているからね~。
それに、その、刹那系の曲を良いよねーーーって、
控えめにアピールしていたまゆぼうさんも、きっとロマンチストなんだよね。

途中で携帯に梅さんからやっぱり参加できない旨のメールが届く。
しばし、梅さんとアドレアンと彼女の豊かな胸の話に花が咲く。
彼女に会えなくて本当に残念だった。(悲)
→梅ちゃんの胸はシ~ちゃんに語らせよ☆

また、setsuさんからも、お昼寝して行きそびれた・・・というメールが届く。
それにはさんたさんが指令を出して、るんさんが果敢にメールを送っていたが
詳しい内容はわからない。
解らないけれど、部長はなにやら物申しておられましたよsetsuさん!

世代の近い桜さんはさんたさん歌と一緒にハモッたり、
知る人ぞ知るようなリクエストをしながら楽しんでいる。
見やればサカチンJrもお父さんの影響なのか、古い英語の曲を諳んじていて、
完璧に歌いスマートに楽しんでいる。
サカチンさんたちとはギターを無理やりアレンジして弾いて、おお~指が痛そう!!!
なんて笑いながら音楽を愛する人ならではのふざけあいを見せてくれる。

公園に行き会った人たちも、懐かしい曲に目線を送ってくる人や
明らかに聴き惚れている人、興味深そうに立ち止まる人、子どもなどは感動して
曲の合間に拍手している。
顔を上げれば、木漏れ日が綺麗で、さんたさんのHPでさんたさんの曲を初めて聞いた時のことを思い出して
まるであの映像の世界に入り込んだような気がするよーーーと、激しく感動した。

本当に、さんたさんの歌声は素晴らしかった。

『顔が真っ白だよ、大丈夫?』
と、さんたさんがぴよさんに声をかけた。
『酔ったのかな?』とぴよさん。彼女は酔うと白くなるらしい。
でも、ほとんど飲んでも居ないようだったので、少し心配になる。

風が強くて寒かったし、温かいお茶でも飲もうか?と、カセットコンロでお湯を沸かすことにした。
『紅茶・珈琲・ココアのどれが良い?』
希望を聞けば、ぶーやんさんが『ポリフェノール!』と答えて笑いを誘う。楽しい人だ。
そのココアはるんさんが用意したのだけれど、袋には『ごまココア』と書かれていた。
なんか、みのもんたがTVで取り上げそうだな・・・妙に体に良さそう・・・と思ったのを覚えている。

お茶と共に、まゆぼうさんのクッキーに舌鼓をうつ。
本当に美味しい。
初めてそれを手にしたパンダさんも、まるで売っているもののように綺麗に包んであって、
美味しくて、すごいすごいと絶賛されている。
まあ、どうぞ、なんて、ぴよさんが、この辺は自分が作ったことにしているのって、ふざけて見せ、さんたさんに突っ込まれているのがまた凄く可愛かった。
→いつもそんな風にキレイに包んでくれるのよ~ん☆

さんたさんは、お茶と、ビールと、クッキーとおつまみのイカ揚げのお菓子を交互に口している。
そういうことをするな・・・と、ISSのメンバーによく叱られるらしい。
意外なことに、静炉巌さんはお酒を飲まないんだ・・・
とこのとき聞いたような気がする。

本当はゲームとかしようと企画していたけれど、
さんたさんのコンサートに夢中で、ゲームをするのをすっかり忘れていた。
そこで、ゲームの景品として、桜殿にスペシャルバッジやTシャツ、
シールなどを用意していただいていたのでそれらの争奪戦だけはしよう!と言うことになった。

欲しい人だけ手を挙げて!と声をかければ、全員の手が上る。
部長などは絶対ほしいと、オーラまで出ていた。

じゃあ、じゃんけんね!
と、全員でじゃんけんを始め・・・・

やったーーー!!!!!

と賞品を手にしたのは
オーラを出しまくっていたさんたさんだった。
2位のひげTはまゆぼうさんがゲット。

ご機嫌のさんたさんを囲んで皆がTシャツを着て記念撮影をする。
シーちゃんも着る?と聞かれたけど、Mサイズは入らないからと断った。

るんさんが、素晴らしい出来栄えのTシャツを見て,
来年は髭部のおそろえTシャツ作ろうか?と、提案する。
そんな・・・おそろえだと私が一人太いのが目立つじゃないかと、
「私の髭マークだけ他の人より大きく作って頂戴ね!」
と桜殿に依頼しておいた。
→プリント用のイラストをご希望のかたは桜殿まで。。。

そんな風に和みながら、あっという間に楽しいときは流れ
お開きの時間になってしまった。
駐車場が5時までなのだ。
名残惜しいけれど仕方がない。

残ったお料理は夕飯にするからと、るんさんと私とで分けてもらい、
皆で片付けて荷物を運べば、ピクニックはあっという間に終わってしまった。

駐車場で挨拶してばらけ、荷物を載せていると、ぴよさんがやってきた。

これ・・・と、鎌倉のお土産をくれる。
可愛いウサギの絵の描かれたお菓子だ。凄く嬉しい。
いつもお気遣いありがとう、ぴよさん。とても美味しかったです。

ゴミ袋を運んでくれたさんたさんも、元気でなと声をかけてくれ、
ぴよさんとさんたさんとはそこで別れた。
帰りは、また桜殿を送ってゆく。

さんたさんへのリクエストで桜さんが井上陽水が好きだと知り、
『傘がない』とかって最低!!!と散々に井上陽水の文句を言いつつも
しっかり『少年時代』を唄ってもらった私の車には、ちゃんと井上陽水のMDがあって
それを聞きながら帰ることにする。

桜殿の奥方の作品展が来月芦屋で行われるんだよ・・・なんて穏やかに話しつつも
「桜さん、今度はひげT 、ちゃんとXLで作ってよね・・・」
と桜殿を脅すことを忘れないで、桜殿を駅まで送り終えた。
本当に、楽しかった。


家に帰ると、子どもたちが、楽しかった?ときいてくる。
『ライブだったんでしょ?』
と、娘と息子。
子どもでさえ、私がライブに行きたいのだと夫に頼んだのを覚えていたのだ。
「ううん。今日はピクニックだよ。ライブは昨日だったの。」
と答えると、しらじらしくも夫が
『そういえば昨日はライブに行きたいって言ってたよなぁ。ごめん。』
と言うので
「いいのよ、今さら。だって、わざとだったって知ってるし。」
と答えた。
『・・・・・・・』

おにぎり貰ってきたの・・・、とまゆぼうさんのおにぎりを並べて
お互いにらみ合いながら、無言で舌鼓を打ちつつ、私の今回の部活は無事に終了したのだった。

  PS まゆぼうさんのおにぎりは家族にも大好評でした!




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